ひまわりのような/朝顔のような
田んぼに咲いた七色の花を見てた。
  (七色の花なんて・・・
    初めて見るので僕は知らない。)

風のように流れ/陽射しの様に注ぐ
そんな小雨の午後をぼんやり過ごす。
  (晴れても曇っても小雨が降っても 
    困りも喜びもしない。)
 
カヨウニスギユク ヒビノナカデ

振り上げた拳が「パー」だった自分が笑える。
走ってるのにお腹が減って看板ばかり目に付く。
感涙が零れ落ちるべき穴を塞いでいる僕の瞳。

結局
どれもこれも 僕は「×」印で消去して
闘わず、努力せず、感情を現さず、
残った無難なモノばかりを繰り返している。


知らないものを/初めて目にするものを
今さら覚えたり触れたりは決してしない。
  (もう暗記のためのノートは
    真っ黒に埋め尽くされてる)

周りが変化しても/互いに競争してても
そこに加わって一番になろうとは思わない。
  (誰にも知られたくないし
    誰かを深く知ろうとも思わない)
   

ハラカカエテワラエ? マッカニナッテイカレ?

両手からこぼれるほどの選択肢を持ってた頃。
今では忘れている程に泣いたし笑ったし怒ってた。
気分次第でコロコロ反転させながら毎日、毎日。

いつからか
「×」印だらけで窮屈になったから
激しい感情を抱くとすぐ何かにぶつかり
壊れてしまいそうにもろいから息さえ止めてる。

残ったものの中で 息さえ止めている。


ハラカカエテワラオウヨ?



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ハラカカエテワラエ
by Shogo Suzuki