葵祭
2007年5月15日(火)

青空と新緑。下は砂利道で暖色系の原色の着物が練り歩く様。ファンタスティックって、こういう時に使うものだと思う。外国人の多い京都でも、地下鉄が外国人だらけで満員になる様は滅多にない。葵祭のこの日、京都駅から丸太町まで地下鉄に乗った僕は、外国人だらけの車両でギュウギュウ詰めになるという初めての体験をした。
海外のガイドブックではどう紹介されているのだろう?それにしても外国人が多かった。ど平日のこんな日に、日本人なら「働いている」人が多い。自然、周りにいる日本人は紳士か淑女。時々、学生っぽい子が話しかけてきたりする。「学生ですか?」なんて問われると、嬉しいような哀しいような。すいません……三十です、、、みたいな。

京都には夏の祇園祭と秋の時代祭があって、この春の葵祭を並べて「三大祭」なんて言ったりする。その中で、葵祭が僕の中では最も「祭り」らしい。なんというか艶やかで、そして静かで、透き通った雰囲気。御所から下鴨神社まで練り歩く中で、やっぱり御所の砂利道で見るのが一番。下鴨神社までいくと、きっと歩いている人達も疲れているだろうし…。ただし、齋王代の十二単を見たいなら下鴨神社だが。初夏、五月晴れ。そして祭り。ワッショイ、ワッショイという雰囲気がみじんも無いところが、また良い。

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