「ランチコース(2016年9月)」
            \3,800円(1人)

・ズッパ ディ オルツォ
・前菜の盛り合わせ
・ランプレドット
・ラザーニャ
・スティンコ ディ ヴィテッロ
・スパゲッティ ポモドーロ お好みの量で
・ゴルゴンゾーラジェラート 
 エ トルタ ディ フィーキ
・コーヒー、エスプレッソ、紅茶

スプマンテ(1200円/杯)
シャルドネ(1200円/杯)

← 料理が済むと、シェフが手書きの
メニューを持って席まで来てくれる。
メニューを考える時にスケッチしたも
のに、色づけをして、客に手渡してく
れるこのサービスは初体験。何を食
べて、何が美味しかったか、これは
後で振り返るときにとてもいい。

渋谷のど真ん中。坂道にあるこのイタリアンは、店内は狭く、4人席が二つに2人席が四つのこじんまりした店。だからこそできる行き届いたサービスとおもてなしが気持ちいい。予約の確認(2日前)では、アレルギーや好き嫌いが聞かれ、当日はシェフ自ら料理のスタートに挨拶に回ってくれる。スタッフもきめ細かいサービスで、なんだか、知り合いの家で食べてる感じがリラックスできていい。料理はランチとディナーでそれぞれ決められたコース。手作りのパンは3種。どれも美味しく、特にフォカッチャが、ローズマリーの風味豊かですばらしい。スープは秋の味覚を閉じ込めて、前菜5種は、ごまぶりや豚バラ肉のキャンティ風。一つひとつが口の中で踊る。高加水パンの柔らかさとトスカーナ名物のランプレドットはソースに絡めて相性がよく、ラザーニャは、本当に素晴らしかった。これが一番よかったと挙げる人が多いのも納得。カモのラグーと、添えられた自家製オレンジジャムが驚きのハーモニー。メインの肉料理は仔牛のスネ肉を赤ワインでじっくっり煮込んで、ホロホロで柔らかく、ニンニク風味のサワークリームと一緒に頂く。これはフレンチにはないイタリアンらしい一皿となっている。スパゲティは20gから上限なしの量が選べるポモドーロ。男性でも40gが丁度いい塩梅。100gも頼んだ私は、満腹すぎて動けなくなった。デザートはゴルゴンゾーラのジェラート。好きな人には堪らない一品のはず。もう1度訪れたい、と思わせる度がかなり高い。

【イタリア料理】
Biodinamico (ビオディナミコ) @渋谷
 2016年9月12日(月)

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