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中央線

走り出せ、中央線。THE BOOMが歌うメロディーが頭に浮かびます。若い時、東京を走る中央線を歌った宮沢和史氏は、歳を重ねて「中央線に乗って、冷凍ミカンを頬張り、ふるさとへ帰る」歌を書きます。この中央線は、私個人としては新宿駅から東京駅に行く際に使いますが、一般的に中央線とは、新宿以西。中野・荻窪・高円寺、吉祥寺に国分寺という街が点在する中を「線」で結ぶことにあります。これこそ、シーニック。果ては「故郷」と呼べるところまで繋がる長い路線の中で、都心近くから近郊にかけて点在する魅力のある街。そのパワー、利便性、住んでいる人達の匂い。いろんなものが溶け合って、絡まり合って、とても中央線沿い的な雰囲気を醸し出しています。その点と点を線で結んで、「繋げてしまう」感じを、中央線に揺られて、新宿駅から国立や立川まで乗っているだけで感じられます。