ドント・タッチ
クウキというより
気の「圧」で覆われた


事、物、者。



触れられない周知の「ボタン」を
観賞用の「牡丹」にかえて



通り過ぎるだけ
眺めるだけ



ただ、それだけ



そんなの変だと君は言う



変なのは分かっていると
僕は言うけど



牡丹は座って
眺めるだけなら、とても綺麗だ



綺麗に 時を過ごして
他で代わりにする



ドント・タッチに牡丹は咲き
それはそれだと特別に香る



見ているだけの
そういうモノには


ドント・タッチでやり過ごしている



  
by Shogo Suzuki