私が大学に入学したのが1995年。この西暦は、とてもよく覚えていて、あの年は年明け早々に阪神大震災、大学入学直前の3月には地下鉄サリン事件がおこった。あれから30年が経つのかと思いながら迎えたこの2025年。今年も、例年のごとく、あっという間に過ぎ去った(という印象である)。
今年のトピックスは、大阪・関西万博だった、と言っても過言ではない。特に関西エリアの人にとっては、ミャクミャクな1年だっただろう。開幕当初こそ、なに、それ、知らない、と無関心だった関東の人も、ミャクミャクにはまりだして足を運んだと聞く。東京オリンピックが見事なまでに無観客となってしまったからこそ、この万博の、世界中からの人たちの交流は、意義のあるものになったと思う。
1月。トランプ氏がアメリカ大統領に就任。これって今年の出来事だったのか?と思うほど、この1年でアメリカの顔になったという印象が強い。年明け早々、驚いたのは元SMAPの中居正広氏をめぐるフジテレビの後手後手のゴタゴタ。あれだけの大メディアが、CMをほとんど流せない状態に陥るとは、それこそ30年前の1995年には考えられなかっただろう。三菱UFJの行員が金塊2.6億円を金庫から盗んでいたというニュースもあった。一番驚き、恐怖だったのが埼玉県八潮での道路陥没。突如、道路が陥没してトラックが転落するという大事故が起こった。真田広之さん主演の「SHOGUN」が、アメリカの映画祭で4冠の快挙。そのアメリカでは、ロサンゼルスで大規模な山火事が発生し、世界中に衝撃を与えた。イチロー氏、野球殿堂入り。
2月。今年の冬は各地で大雪になった。特に、北海道南東部では記録的な大雪に。東北や北陸など、雪に慣れた地域でも、これだけの雪は初めてとインタビューで答える人が印象的だった。また、山火事も日本各地で発生した。大船渡市での山林火災は、大きな被害をもたらせ、同地出身の佐々木朗希選手が寄付をした。東日本大震災で父親を亡くし、それから育った地での大山火事。阪神タイガースを率いて、岡田・掛布・バースの黄金期、監督として印象深い吉田義男さんの訃報が届いた。ウクライナをめぐるロシアへの国際的批判も、G7では声明に盛り込まれず、トランプ大統領の影がちらついたかという報道もあった。
3月。東日本大震災から14年、東京大空襲から80年が経った。東北新幹線では、はやぶさとこまちの連結が外れる事故が再び起きた。米不足が続いていた日本。ここではじめて政府備蓄米の放出が開始された。また、東京地裁が旧統一教会に解散命令を出し、フジの帝王、日枝氏が取締役を退任した。解任ではなく、退任。トランプ関税が始まり、まず自動車に25%の関税がかけられた。ミャンマーではマグニチュード7.7の大地震が発生。大谷翔平人気と山本、佐々木効果で、今年、東京ドームで開幕戦を迎えたロサンゼルス・ドジャースの観戦チケットはプラチナ化。もちろん即完売で、泣く泣くテレビ観戦をしたが、熱い試合だった。そして、サッカー日本代表、サムライブルーが早々、来年のワールドカップ出場を決めた。
4月。大阪・関西万博が開幕。福知山線の脱線事故から20年が経った。フランシスコ・ローマ教皇がなくなり、各国首脳らが最後の別れを告げるためバチカンへ。トランプ大統領は、関税をかけまくり、世界中が混乱。日本にも相互関税24%を課した。東名や中央道で発生したETC障害で大混乱が起き、後日、料金を支払うよう支払い用紙なものを配る対応が批判された。ベトナム戦争終結から50年が経ち、記念式典が行われた。アメリカでは、ホワイトハウスにドジャースの選手たちが招待され、トランプ大統領と大谷翔平選手のツーショットが世界中へ発信された。天皇皇后両陛下が、硫黄島を訪問。戦後80年で慰霊を。熊本での大地震から9年が経った。
5月。入場するまでにも大行列の続く大阪・関西万博。連日報道され、ゴールデンウィーク期間中には、その数も増した。わが家もGWに万博へ。初夏を思わせる暑さがこたえた。パビリオンには、ほとんど入れないほどの大混雑。特に、、イタリヤやフランスの人気のあるパビリオンでは、混乱を極めていた。米の高値が続く中、江藤元農水大臣の失言で、後任に小泉進次郎氏が就任。自らを米担当大臣と称し、備蓄米の大放出を始める。フジテレビを主軸としたフジHDが201億円の赤字。初めての赤字となった。新ローマ教皇にプレポスト枢機卿、レオ14世を名乗る。トランプ氏は、外国人ばかりが増えるハーバード大学に対して、外国からの留学を認めないという圧力をかける。イーロン・マスク氏がトランプ政権を離脱。横綱、大の里が誕生した。
6月。放出の続く備蓄米も、この月にさらに20万トンが追加で放出された。古古米、古古古米など流行語の候補に。中居正広氏に続いて、国分太一氏が突如の無期限活動休止。日本テレビとの間でコンプライアンス違反。そのまま、TOKIOは解散へ。都議選では、自民党が歴史的惨敗。和歌山のアドベンチャーワールドにいた4頭のパンダが中国へ返された。日本で生まれても、中国はパンダを政治的に利用する。日本郵便の問題でトラック運送の許可を取り消したというニュースは衝撃だった。韓国では李在明氏が新大統領に主任。アメリカの首都ワシントンDCでは、34年ぶりとなる軍事パレードを欠航。ミスター・ジャイアンツ、長嶋茂雄さん死去。
7月。ついに石破降ろし。参院選で自民党も公明党も大敗。過半数割れとなり、いい所のなかった(印象)石破首相も、首相の座に居座ろうとするも、限界を迎える。カムチャツカの大地震で、日本の太平洋側沿岸に津波警報が出て、テレビの画面、スマホのニュースサイトなどなど、不気味なほどの赤と黄色に塗りたくられ、恐ろしくなった。最大4メートルを記録した大津波も発生。改めて津波の恐ろしさを目の当たりにする。アメリカのテキサスでは大洪水が発生し、100人以上の死者が出た。東アジアE-1で、サムライブルーが韓国を下し連覇。アメリカの野球殿堂入りをしたイチロー氏が表彰式典でスピーチ。改めて、イチローの偉大さを認識する。
8月。今年の夏も暑かった。酷暑。群馬の伊勢崎で41.8度を記録。終戦から80年の節目。広島・長崎の原爆の日、そして終戦記念日は、80年の(平和な)歩みをかみしめながらも、中東やロシア・ウクライナ等、世界の戦争・紛争を思わずにはいられない。日航機墜落からも40年の節目。人気が続き、いつも大混雑の大阪・関西万博では、ついに恐れていた事故が。会場まで1つしかないアクセス、地下鉄が運転見合わせで、会場内に多くの人が一晩、取り残された。陸の孤島と課した万博会場で、真夜中の楽しみもあったと一部で報道された。三宅唱監督の「旅と日々」がスイス・ロカルノ映画祭で最高賞を受賞。九州ではこの夏も、大雨のニュースが流れ、大阪ミナミの雑居ビル火災では消防隊員2名の命が奪われた。
9月。石破首相、退陣を表明。自民党総裁選へと入る。悠仁さまが成年式を迎え、メディアの露出も増えてきた。学歴詐称の伊東市長が議会を解散し、前橋市長は部下の男性とラブホテルへ行き、誤解を招く軽率な行動と釈明。今シーズン、強さの目だった阪神タイガース。球団史上最速でセリーグの優勝を決めた。パリーグはソフトバンクが連覇。男子テニスでは、全米オープンをアルカラスが制し、車いすテニスでは小田凱人が優勝。これで、英、仏、米、豪の生涯グランドスラムを達成。ジョルジオ・アルマーニ、ロバート・レッドフォードの訃報が届き、最後まで舞台に立ち続けた橋幸夫さんの訃報も届いた。
10月。日本の歴史上、初めてとなる女性総理大臣(高市首相)が誕生。第104代。高市氏が自民党初の女性総裁となってから、公明党の連立与党離脱などがあり、総理大臣になるまでにすったもんだがあった。結局、自民党と維新で連立与党に。また、今年は日本人のノーベル賞受賞者が2名。全国でクマの被害が相次いだ。MLBでは大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が活躍するロサンゼルス・ドジャースが球団初となる2年連続チャンピオン(11月)に輝き、サッカーでは、フル代表としては初めて、日本代表がブラジル代表に勝利。2点差をひっくり返す歴史的勝利となった。ミャクミャクロス。大阪・関西万博が閉幕。シンボルの大屋根リングの残し方を含め、負の遺産にならないための議論が熱を帯びた。高市首相は、トランプ大統領の来日で親密さをアピール。間にはいつも安倍元首相の影が。
11月。クマの被害が全国的に増え、連日ニュースになった。高市首相の台湾有事発言で中国が過剰反応、日本への渡航自粛に加えて、ロシアと共同して日本が軍国化しようとしているというとんでもないことを言い出す。相変わらずの威圧的な対応、すぐに排除しようとしかしない知れたレベル。逆に、中国人が来ない日本は、観光地としての価値が上がったとか言われ、日本の代わりに中国人が多く押し寄せた韓国では、そのマナーの悪さなどを理由に、チャイナ・アウト(中国人は出ていけ)の大規模なデモが行われた。大分県の住宅地域で170棟以上が火災し、香港では超高層マンションで大火災があった。空気が乾燥し、急に寒くなる。全国の知事や市長がいろいろと問題を起こし、福井知事はセクハラ疑いで辞職。ラブホテルに男性職員と何度も通った前橋市長も辞職した。ニューヨークの市長には、トランプ大統領と敵対するマムダニ氏が就任。
12月。今年の漢字は「熊」。2位の「米」と大接戦だった。おそらく、今年の漢字の募集締め切り間際で、熊が全国的に報じられたことが要因。流行語という死語。改めて、今の時代、流行語というのを「誰か」が決めるのは苦しいかと。対象には高市相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」。もはや流行という概念さえ疑ってしまう。(さすがに、無理がある)。「古古古米」「オールドメディア」「ミャクミャク」あたりが順当かと思ったり。マイナ保険証へ完全移行、これまでの紙の保険証は無効になった。Netflixがアメリカのワーナー・ブラザーズの制作部門を買収。中国軍機が自衛隊機にレーダー照射し、それに逆切れの中国政府。日中関係は最悪の状態に。上野に2頭いる日本生まれのパンダは、年明け早々中国へと返されることになった。オーストラリアでは16歳未満のSNS利用を禁じる法律が施行。ルンバで知られるiRobot社が破産。
時事通信が国内ニュース、国際ニュース、スポーツニュースに大別してまとめた今年のニュースを見ながら、今年も振り返ってみた。え?まだ一年も経ってないのか?と思わせるニュースもあれば、もう一年も経つのかと思うものも混在。毎年のことだが、一年の中には様々な出来事がある。
今年は、なんといっても戦後80年。この戦後を、第二次世界大戦から、とこの先、言っていられるよう。平和を望んで止まない。小さなニュースだが、多くの大学が定員割れし、全国の小中学校では登校拒否が増えているらしい。貧富の差も激しくなり、満足に食事ができない子どもたちも多いと。子どもたちに無料で食事を提供する子ども食堂の数が年々増えているらしい。確実に、大きく何かが変わろうとしている今、ここでストップをかけなければいけないことが多い。
さて、来年。スポーツ関連イベントが続く。2月はミラノ・コルティナオリンピック、3月ワールド・ベースボール・クラシック、6月はFIFAサッカーワールドカップ。上半期で大盛り上がりのイベントが続く。個人的には、50歳になる年となる。半世紀を生きて今、速いはやいと一年を流すだけではなく、しっかりと、かみしめながら過ごせる一年となりますように。
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2025
2025年12月27日