ヨーロッパ・ライン
静かな午後はベランダで
風船でも飛ばして…遊んでみたい

かつて鉄だったカーテンが風に揺れ
パイプや 船や トラックが
満載にして 行き来する

詰め込まれたモノの唄
抑圧された自由への幻想
満載にして 行き来する

道と道を交えた先は
迷子のようにワラうばかり


広がれば広がるほど
浮かび上がる ヨーロッパ・ライン
それは
薄れゆくなかで
さらに固執するボーダー


サイレントなサイレンが
また、頭の中で鳴り響く

続きを知るのが怖いから
続きで居るのが辛いから

夢は夢で終わらせたい。


静かな午後にベランダで
右向きに流れる風船を見ながら

ぼくは想う。



  
by Shogo Suzuki