JAXA 調布航空宇宙センター 一般公開
@調布
2017年4月23日
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宇宙のこと、特別公開、というイベントだけに、やはり子連れが多く、これも主催者側の意図かも知れないが、ここは、子連れよりも通な、宇宙のことを知れる場、だという印象がする。普段、この研究センターで働いている研究員が、つまりはあまり一般客と触れあってない人達が、どっと押し寄せた素人相手に、説明してくれる。専門用語が使えず、なんていっていいか、どぎまぎしながらも、一生懸命伝えてくれようとすることを、こちらも一生懸命、分からないまでも聞き取ろうとする。この「授業」の様な時間が面白い。宇宙に興味のある小学生には、ディズニーランドよりも楽しいテーマパークのようなもんだろうし、それ以前のこどもには、宇宙に触れられる機械だし、大人には、へぇ〜の連続という感じだ。なにより、ここは飛行機など(現在の地球上での技術)の共同開発から、無人の月面探索まで、研究の幅が実に広い。この日、一番印象に残っているのは、地上の砂と月面の砂は違うこと。一切風化されることのない月の砂は、角がとれてないので、かたまりやすく、アポロが持って帰ってきた砂の成分と粒の形を模してつくった月の砂の上で、探査機などの開発をしている、というもの。なるほど、いくらメカを高性能にしても、地球の砂の上でデータをとっても仕方ないですよね。