大坂を中心にチェーン展開するこちらのお店は、ミシュランの串カツ店「凡」の姉妹店。高級食材をリーズナブルに提供してくれる人気店。心斎橋店は、道頓堀、宗右衛門町の近くに位置する地下のお店。予約を取らずに、奇跡的に入店できた。コース以外の単品でも注文できるが、提供が遅れることを言われる。そもそも予約無しで行っているので、ここは店の提供方に合わせることに。
注文したのは、プレミアムセット。家族3人で、次々に提供される串を楽しみに待ちながら、決まって旨い、旨いを連呼しながら頂いた。とにかく、赤ワインがよく合った。
豚、牛、鶏。肉類は、どれもパーフェクト。素材の良さが手に取るように分かった。つけだれもキャベツも逸品。ちょっといいことが合ったときに普段使いできるいい店だ。野菜類もさすがの味。アスパラガスは言うまでもなく、茄子の旨さが際立った。
高級食材もふんだんに提供される。ウニにキャビア、フォアグラ。フォアグラは、見事な存在感で、串揚げにして旨さが増したようだ。キャビア初体験の息子も、分かったような顔をしてにんまり。次に出される串を、楽しみに待ちながらの時間は幸せだった。この幸せは、コースでの注文ならではか。
磯辺揚げは、しっかりと磯の香りがしたし、海老は、丸ごと香ばしく頂けた。塩は、それだけでなめてもよし、パプリカにつけてもよし。
〆は茶そばか卵かけご飯が選べる。あっさりと茶そばを選択。もの足りない中学生は、卵かけご飯を掻き込む。デザートに、揚げ餅を頂いてフィニッシュ。ワインも進んで、大満足な時間が過ごせた。
大坂名物の串揚げを、世界飯として発信しても恥ずかしくない、そんなちょっと贅沢なコースだった。