by Shogo Suzuki

覚えたての罵りで世界を見る

生れ落ちた場所と 色と 所属で心を染め
愛したり 愛されたり 撫でられたり 叩かれたり

時には 泣くほど楽しい日曜の午後
あるいは 寂しい金曜の夜に思いつく陰謀


僕らはいつだって
覚えたての罵りで世界を見るんだ


自由だ、自由だ、と大騒ぎした時間が過ぎれば
義務と責任の嵐が強烈な向かい風となる

それを避ける為に掘るシェルター
含み笑いと一緒に集めたブラック・マネーが壁になる


誰だって
覚えたての偽りで自分を飾っていくのか?


寝て起きるたびに増えていく敵
ここも そこも あそこも あっちも

悪いのは「奴」らだと周りで行進する
だから僕も一緒になって

そうだ、そうだ、と拳をふっている

覚えたてで 意味も分からないけど
「奴」に向かって 「世界」に向かって

罵りの言葉と行進を 今日も続けている


僕らは・・・
生れ落ちた場所と 色と 所属で「正義」と「神」を与えられ
そして、毎日のように「奴」らを罵る言葉を教わる

そしたら繰り返すんだ
覚えたての引き金を引きながら・・・