「キャンディ・オブ・サン」



朝陽が眩しい田圃道
夜行バスに揺られて 
久しぶりの故郷

きれいだな
やっぱり、大きいな

朝陽が眩しくて僕は
道端に佇んで 眺めるばかり


隣の小さな男の子はランドセル
朝陽に向かって 手を伸ばす

背伸びして 背伸びして

ランドセルの男の子は
いとも簡単に太陽を食べた。
「あ、おいしいな」と笑った。


僕は何なんだ、
「遠い」とか
「大きい」とか
「熱い」とか
眺めるばかりで
手も伸ばさずにいた。


キャンディ・オブ・サン
太陽だって そう キャンディさ

本気で欲しいなら
手を伸ばして……
僕は、なのに 何なんだ。

もう本気。
食べるぞ キャンディ・オブ・サン


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