「向かい風、後ろに祓う」



悔しくて 悔しくて 悔しいのに
ぐっすり眠れる、ぼくは何だ

前は違った 昔はもっと、って
また、これが一番、嫌い

楽しく笑って 嬉しいはずなのに
とても重く とにかく弱い


カーテンの間2ミリからの光
か細いけど、明るい昼の街


外に出て、
淡い午後の中 ぼくは思う

空気はこんなにも濃い乎
言われているほど暑くないナ
それにしても、風が強いじゃないか! と

向かい風。
座っているのに 倒れそうだ

ふ〜、とついた溜息が遠くへ
全然違う、逃避した何処かへ

また、悔しくて 悔しくて……
やっぱり 
悔しいぞ。

ぼくは、立って尻をはらう
溜息も 砂埃も 後ろに祓って 

向かい風の中、ぼくは立つ。


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