.

.

.

漢の時代が終わり、再び不安定な時を迎えた中国。北魏(ほくぎ)の長官、楊逸(よういつ)は地方に部下を派遺し、情報を集め、それに応じた政策を行った。このことから「広い視野で遠く離れた場所の出来事を感知し、先見の明で未来を予知する」能力を千里眼と呼ぶようになった。彼は楊逸に問う、「なぜ地方のことや先のことがわかるのか」と。楊逸曰く「千里を見通す目を持っているからだ」と答えたと。この故事から生まれた言葉。

2004年、秋。アメリカ大統領選挙を前に、さぁ、千里眼の持ち主はどっち?と問いたい。
second sight

千里眼