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ホーチミン ウォーク @ベトナム
2011年08月18日〜22日

日本から飛んだベトナム航空機が着陸態勢に入る。と、ザ・東南アジア!的な濁った川が見える。サイゴン・リバー。ホーチミン市内で一際目立つファイナンシャル・タワーの展望台からもそのうねりが見えたし、たまたま泊まったホテルの部屋もリバービューだった。ということで、無性にサイゴン・リバーの印象が強い。ベトナムはホーチミン。南部の商業都市であるここは、バイク、バイク、バイクの街だった。そんな喧噪の中でも、なんとも柔らかく感じるのは「人」の笑顔の、そのマイルドさ故だろうか。とにかく生春巻きとフォー。そんなイメージのベトナムにおいて、一番美味しいのは「パン」だった。バインミーは、もう癖になる。元々フランスの植民地であったことが多少は関係しているのかも知れない。街中にアジア屋台が並ぶが、ところどころに洒落たカフェもあり、そこでもおふらんすを感じてみたりする。

サイゴン。その名前が街のあちこちに残り、先述のサイゴン・リバーしかり、ホテルの名前にも多い。サイゴン・サイゴン・バー。かつてベトナム戦争の時、戦場カメラマンが集ったというそこは、高額なので欧米人が多い。そのテラスからほのかにライトアップされたホーチミンの街並みを眺めると、なんとも感慨深い。アオザイは、やはり、いい。男性も女性もベトナム人は本当にスリムだ。かわいい娘が多いと聞くが、それは本当で、逆にかっこいい男子も多い、のではないかと。同行した日本人女性は言っていた「ジャニーズ系が多い」と。そうなのかも知れない。信号機や横断歩道のない道路にバイクが次から次に走り、そこを横断するには「横は見ない。前だけ見て進む」の鉄則があるらしく、ようやく慣れて横断が出来るようになると、路地裏散策も一通り済ませて「ドンコイ通り」に戻りたくなる。ホーチミンの銀座。確かに並木が気持ちいいエリアだった。チャイナタウンやバックパッカーが集まるエリアもあるが、バンコクに比べると社会主義国家という印象が否めず、いっそのこと、ドンコイで満喫するのが「逆」にいいようにも思えた。