京都駅の近く、どこか裏側、みたいなところに第一旭と並んで店を構える新福菜館を、初めて知ったのは、近所に姉妹店のような店が出来たとき。ラーメン屋が出来たから入ってみて、お腹が減っていたからラーメンとチャーハンのセットを頼んで、なんだか濃そうなラーメンだなぁ(それまで第一旭や横綱を食べていたので)と思いつつ食べてみると絶品で、ついでチャーハンを一口。

あの時の驚きが今でも忘れられない。

とにかく旨い。旨い他の店のチャーハン、それは京都で生まれ育って、この新福に出会うまでの私が食べていた王将や天下一品のチャーハンとはぜんぜん違う。もっというなら、近所にあった中華料理店で、食べていた(その頃史上最高に旨いと思っていた)ものとも違う、味。

あの濃いスープがミソだな、と思いつつも、次から次へと口の中に放り込んでホット!本当に旨い。

元々左利きの私はスプーンだけは右に強制しきれず、右側にラーメンを置いて、左にチャーハンを。
そして、右手で箸を使ってラーメンを食べ、左手にスプーンを持ってチャーハンを。

この二刀流の時間がとてもホットだ。

これまで十番とアキバにしかなかった新福菜館が浜松町に出来て、久しぶりに行ってみた。

相変わらず、二刀流の構えでつぎつぎ掻き込みながら、やっぱりこの年齢、、、

お腹がはち切れそうになりながらも、やはりこのチャーハンはホットになれる。