日本食
ならではの
 
「寿司」

カリフォルニアロールなど、スシロールで世界中へ広がった日本食としてのスシ。若い頃、海外へ行ってジャパニーズフードはスシ!テンプラ!だった。よく海外の友人に、日本ではいつもスシやテンプラを食べるの?と言われてうどんやラーメンかな、と答えていたのを思い出す。

今や、2015年、ミラノ万博の食をテーマにした日本館では、外国人に聞く「日本食」は、一位がラーメンという時代。どんどん高価なスープヌードル化して海外へ進出するラーメンを尻目に、国内では、寿司がどんどん身近になっている。回転する機械があっても、注文できたり、と。

が、ここはしっかりと日本食としての寿司を。それをちゃんと「ならでは」と呼びたい。カウンターに座って、あがりのなんとも言えない香り、椀もの、ムラサキの風味。そして、新鮮さとそれを最大限にいかすしゃりのぐあい(技)が相まって、これは日本食ならではの旨さ。しっかりとした寿司は、一つ一つ流さず、いただきたい。そう思う。


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