by Shogo Suzuki
夏、蝉、揺れる木々の、間から猛暑。
溶けそうになって待ってる長いこと。

まだ、まだ。来るのか来ないのか。
とにかく暑いけど日向で立ってる。


壁の色と同化したむらさき、山の向こう。

いつもと同じ、泣きそうに沈む太陽のオレンジ。


バカみたいに笑って、
強がって右手を挙げた・・・
ぼくの阿保。
サヨナラもちゃんと言えなかった。


夏、帰る。
そんなあやふやな記憶。

僕は、ここで、
前と変わらずこの場所で、
偶然と奇蹟と神様と、
幸運とツキと、意外に普通を、

ずっと待ってる。


ここに立ってる。
んで、君を待ってる。



  

立ってる