東大五月祭
@東京大学 本郷地区キャンパス
2019年5月18日


今年で92回目。大正12年から行われているという、東京大学の学園祭。
秋に行われることの多い大学の学園祭だが、五月祭は春の学園祭。
いい意味で、学生ノリを極力抑え、子供も楽しめる企画が多いのが特徴。

というより、何より、こんなに子供から大人、
おじいちゃんおばあちゃんまでが集う学生の祭典も
東大ぐらいではないか?と言ってしまってもいい。

迎える側の学生も、春に入学した一年生が主体というが、
この老若男女の扱いに慣れ、変に学生学生していないところに好感を持つ。
「あ、ちょっとお父さん、ビールいかがですか」と
模擬店で呼び止められると、
勝手に学生気分なところに、
息子の手を引くお父さんの自分が居て。
まぁ、あ、はい、飲みます、と。

学祭はアルコールが飲めるかどうかを身分証明し、
腕にリストバンドをすることが多いが、
私も妻に言われ、アルコールバンド?的なピンクのリストバンドを
もらおうと並ぶと、係の学生に「あ、ご面倒をおかけします、
どうもありがとうございます」と、運転免許証を出す私のそれなど見ず、
恐縮された。"そりゃ、一目飄然でおっさんですもんね” 
ピンクのリストバンドが、恥ずかしったら、なかった。

にしても
日本最高峰の大学のキャンバスを歩く、というのもなかなかの経験。
実に、緑が多い。これは五月開催という意味が分かる気もする。

東大生だからか、DNAという言葉でカクテルを作られたり
○○ラボ、などと言われると、変に、もっと、すごいことを考えている
だろうと想像する。で、惹きつけられてしまう。
(そう思わせるだけで勝ちだな、と)

息子はサイエンスショーを見て、東大LEGO部の展示を見て、立体地図を見て。
手作りリニアに乗ったり、ワイヤレスミニ四駆なんかにも食いついていた。

それにしてもスゴイ人で大人気だった。
ただ、2年前に行った東京藝術大学の学園祭は、
端々にセンスが感じられて、印象としては藝大の方が楽しかったが。


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