止まった時計の時間

また、止まった時計の時間になった
あれから十二時間、外は、もう暗い。

また、止まった時計を直しに行こうと思う。
だけど外は暗く、お金もないから明日にする。

またまた、止まった時計の時間になった。
今日の昼休みに行けるだろうか……
一応かばんの中に放り込んで電車に乗った。


止まった時計の時間になった。
それで、思い出したんだけど、昼休みは昼寝してた。

それで、またまたまた、止まった時計をテーブルに置いた。
明日、行けたら行こうかな、と思った。

止まった時計の時間に起きて
慌てて家を飛び出したら時計のことは忘れてた。


止まった時計は止まったままで、
だから困ることもないのに、直そうと思う。
ずっとテーブルの上で埃をかぶってた時計のこと。


またまたまた、また止まった時計の時間になって
明日は休みなので、本当に直そうと思った。
一週間ってほんと早いな、とため息がでた。


動き出した時計は今も、テーブルの上にあって
埃をかぶって時を刻んでるから
もう、特に触ることもない。動いてるんだから。

止まった時計の時間がくると
動いてることが不思議に思えて
修理代がもったいないような気がして

あのまま、止まってても良かったのに、と思った。



  
by Shogo Suzuki