by Shogo Suzuki
にっこり笑う少女が僕を
少しだけ幸せにした朝、
無いはずの右腕をこちらに伸ばして
「マネー、マネー」と言ってる気がした。


バニラを掬うスプーンから
はみ出した顔を見た婦人は、
今朝もスニーカーを圧迫しながら
リバーサイドをウォーキングしている。


要らないから捨てるモノ、を拾う者。
そうして繋がる人と人。

I Know
この世界には隅々まで花が咲き、死が横たわる
I just travel around there
ただ、見て、見ぬ、振り、の僕はTRAVEL MAN



軒下でベトナム・コーヒー
紙の歴史を実感する夕暮れ、
老人はゆっくりと噛みしめながら
だから殺してやりたい、と、笑った。


まだ終わっちゃいないぞと
擦れながらキリキリ吐く言葉、
若者はこれから始めるつもりだと構え
また、同じ事を繰り返そうとしていた。


待ち人は現れぬまま歳をとり、そして今
一目会いたかったと想う。

You know
誰かが笑う側には泣く人がいて、上と下で四角
We’ve much tears behind pera-pera smile
まったく別の所にいる気がして、僕は…

Not still over. I realize more and more
ぐるぐると、空振りしながら回る、僕はTRAVEL MAN



  

TRAVEL MAN