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世界で一番最初の旅行会社 @「トーマス・クック・AG 」
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旅行会社と言えば、日本人の場合JTBがまず、出てくる。これは、日本において不動の一位を誇る最大手企業であり、このJTBを頂点にしてピラミッド型に無数の旅行会社が存在する。電鉄系、航空系、流通系。そして、格安系。航空券や宿泊、ツアーなどを代理して売るディーラーから、現地にオフィスを構えて素材(ホテルやガイド、バスやチケット)を売る会社。そんな素材を集めてパッケージを作る会社。色々だ。日本の旅行業界にはJATAという組織があり、その中で、国内外の手配を行う第一種の正会員だけでも、1,253社ある(2007.02現在)。

そもそも、日本において大衆が「旅行」のようなものを始めたのは、寺社参詣が始まり。で、その手助けをしていた御師や先達などが旅行会社のおこりだと考えられている。

世界に目を向ける。世界で一番最初に出来た旅行会社は、諸説あるが、航空券や列車などの乗り物の予約代行、宿泊施設の手配など、今のような形態での最初は「トーマス・クック社」ある。イギリスの旅行会社として、世界一有名だろうこの旅行会社も、今は買収の結果、ルフトハンザ航空傘下に入り、ドイツの企業になっている。そして、先日イギリスの旅行会社マイトラベルとの合併を発表。新しい会社名を「トーマス・クック・グループ」とし、今後はロンドン証券取引所に上場する。

また、トラベラーズ・チェックを世界で始めて発行し、旅行部門としても長い歴史を持つ「アメリカン・エキスプレス・インターナショナル」も有名である。同社がニューヨークに本社を置き、旅行サービスを開始したのが1915年。日本では大正4年のことだ。

旅行会社=旅行だけというのはほとんどなく、あくまで世界規模で商売をする大手の場合、金融や出版、運輸が合わさり、旅行サービスはその一部門に過ぎない。

が、インターネットが普及し、このツールを使って一番しやすい商売は旅行と言われるほど、ネットと旅行は切り離せない。これに目を付けて、ドッと参入してきたのが、「オービッツ」。これは、アメリカの空を、ほとんど牛耳る航空大手5社が手を組み、共同で立ち上げた会社である。航空券に限らず、ホテル、レンタカー、クルーズ、パック旅行と、旅行サービスのフルラインを揃える旅行販売サイト。少し古いデータになるが、2000年のオンライン取扱高180億ドルから、2006年には630億ドルと、鰻登り。今や世界では、旅行サービスはネットで買うのが当たり前の様相だ。

日本でも、もちろんその流れはあるし、ヤフーとJTBが共同出資して会社を立ち上げ、ビジネス客を中心に取り込んだり、と。欧州では、ネット専門の格安旅行会社が林立している。

ダラダラと、書いたが、何が言いたいかというと、僕の中で「旅行社」というのは上記のような企業ではない。例えば、カオサン通りに居て、ちょっとシエム・リアプ行きたいな、とか、コルカタまで飛びたいなと思えば、小さな旅行社の扉を叩くし、ヒマラヤ・トレッキングにいきたいなら、カトマンズのタメルにある、小さな旅行社を訪ねる。そういう旅行社が僕の中では一番印象深い。現地にしかない情報と、だからこその安心。細かいニーズは現地にある、のだ、きっと。だから規模ではなく、世界一というなら、その時のディスティネーションの、その時のパーパスによりけりというところ。

何の参考にもならないと思いつつも、僕が今まで「これぞ一番!」と思った旅行社は、モンゴルはウランバートルにある「バット・ツアー」というとこかな。いや、ボリビアのラ・パスにあった「シマ・ツアーズ」もよかった。何しろ、「兄ちゃん、いくら出せるの?」ぐらいの交渉から始まって、「じゃ、バスだね」とか、「3等列車だね」とか。そういう感じ。喫茶店のマスターにも似ている。

儲からないだろうな……と思いつつも、やっぱりそういう旅行社っていい。
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