わたしはカタイ
わたしは、とてもカタイ

だからこの複雑な毎日は
いつも、苦しい

昨日のことが
今日は変わり
そんなの、当たり前
で済まされる

はい。

返事をして帰り道
いつも、思う

わたしは、とてもカタイのだと


縦横無尽に絡み合って
隙間を縫うように競争し
笑って哭いて罵倒して
スッキリして裏切る

世の中は

大半の人がそうじゃないのに
そうじゃない形で成り立っている

かたまりになると
とても強固にフリーズする

その中を
当たり前だと開き直って
くねくね進む

それができない
カタイわたし

経年劣化を経験と呼び
カシコク逃げれば
成長したと言われる
違和感

しっくりこない
連続が 毎日毎日毎日

ポキン

と、折れてしまうほど
芯が通っているわけではない

わたしは

ただただカタク、明日に備える



  
by Shogo Suzuki