読む間、として僕が最初に挙げたいのは美術館。空気感というか、天井の高さというか、単純に広さというか。とにかく絶妙にいい。平日の午前中なら尚のこと良い。本を読んでいる時、誰しも頭にイメージを描いている。それを映し出すスクリーンのようなモノが、美術館の場合真っ白である、というか。そういう場所「イメージを映し出す」ところとして確立?確保?されているといった感じで・・・。図書館よりも、僕はこちらの方が好きだ。大概、ソファなんかもかなり座り心地がいいので。

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国立新美術館(六本木)

【左】「キッチン・コンフィデンシャル」(アンソニー・ボーディン著/野中邦子訳 新潮社)
ニューヨークレストラン事情を赤裸々に告白したドキュメンタリー。ランチメニューが安い訳や、人気レストランのカラクリなど。へぇ〜と納得しながら読める内容。

【中】「浄土」(町田康著 講談社) 
キレのいい関西弁が気持ちいい。占い師を求めてさまよう『犬死』、町内会やご近所さんとのつきあいにおいて、心の中の駆け引きを描いた『どぶさらえ』、時代が早すぎたと勘違いする男と、その後ろに続く踊る女を描いた『あぱぱ踊り』、こんな街、あるようでない『本音街』、一番面白かったかもしれないという、東京に現れた怪人『ギャオスの話』、古代と現代を錯綜させ、そうはいっても共通してるでしょ?という『一言主の神』、会社内でのこういうやついる、いるという『自分の群像』。

【右】「ROMES 06」(五條瑛著 徳間書店)
システムには、人間のような雑念や迷いがないからいい。「ROMESは夢は映さない」。すべて現実、だから今あることはリアル。そういう時代だと。空港を襲撃する「チーム」と、それを死守する空港の近未来的セキュリティシステムという構図でサスペンス調だが、空港を調べつくしたディテイルが見事!