インターネットやSNSなど、ネット上で知り合った友達を指す「ネッ友」。昔だと、文通だけの知り合いで、その手紙のやり取りが続いていくと、実際に会ったことはない「ペンフレンド」を、とても近くに感じたりしたのだろうか。特に、海外の人とのやり取りなどは、世界が広がったように感じたこともあったことかと。
その手紙が、ネット上に変わり、メディアを通じて高速にやり取りする。もちろん、趣味などの共通点の多い相手なので、それも、実際には会ったこともないので、素を晒せるという点もメリットかもしれない。
相手が、ネット上で晒してくる情報を、すべて正として。友達になる。
このネッ友が、最近では事件につながることもあるから怖い。最近の言葉だな、と思うのは、ネッ友に会いに行って事件に巻き込まれるということ。
会ったら、全然ちがった、という現実の事件。
文字からだけ想像が膨らんだ過去の日は遠く、今は、写真も動画もやり取りできる。そして、テレビ電話で会話もできる。会ったことはないのに、会ったことのあるかのような錯覚。
それらがすべて正であれば、の話。
世界を広げるネッ友というメリットの陰に、少数かもしれないがデメリットのあることもある。メディアリテラシーの徹底が、特に、デジタルネイティブの若年層には必要だということも、今を現わしている。
2025年4月20日記