
ユニクロ(ファストファッション)感覚で、可も無く不可も無しの機能だけで満足して使い捨て感覚で選んでいた眼鏡。コンタクトレンズが中心で、家でかけるだけなので、それでも良かった。が、歳を重ねて、コンタクトをつけたままでは手元(スマホ)が見にくい老眼。遠くは眼鏡、手元はサッと眼鏡を外したい。コンタクトの遠近両用も功を奏さなくなった今、外でも眼鏡をかけたい。
ということで、眼鏡を買う。せっかくなら、しっかりと選んで、長く愛せるものにしたい。新宿や銀座なんかを歩いて、よく目にする「金子眼鏡店」(かねこめがねではなく、がんきょうてんというらしい)の本店が満を持して本社工場のある福井県鯖江にオープンすると聞いて、行ってみた。


何てシュッとした外観。買うと決めて入店したものにとって、これでもかというほど期待に応えてくれる本店だった。
これまで東京や大阪、福岡などの大都市にしか店舗を出していなかった金子眼鏡店。海外への出店もあるが、福井県の鯖江に出店して利益はとれるのか。そんな心配があったという。が、これだけ知名度もでたことだしお膝元の鯖江で出店しよう。そんなバックグランドがあったようで、それだけの気合いを感じる本店店舗だった。販売員は全国から集められ、今年の7月末にオープン。私達が訪れたのは、オープンから2週間というタイミングだった。接客してくれたのは鹿児島出身で福岡で先月まで長く働いていた方。そして妻の方は神奈川からの方。そして、最後にお話しした人は京都からだった。文字通り、全国から集めれたベテラン店員さんたちの完璧な接客で、私も妻も、気持ちよく、そして長く愛せそうな大満足の眼鏡を買うことが出来た。正直、眼鏡にこんな高額を払ったことは無い。が、満足感が上回る結果となった。



せっかく福井まで来たのだから、蕎麦でもと地元鯖江の人気店「亀蔵」へ。タブレットに名前を書くと、時間になったら電話をくれるということで、待っている間、めがねの町鯖江をちょっと町ブラ。めがねのまち鯖江と書かれた信用金庫の手前に、これまた福井県ならではの焼き鳥「秋吉」の店舗があったりして。あ〜、福井県だなぁ、と思えたり。20年ぐらいまでなら、福井県といえばソースカツ丼?ぐらいしか思い浮かばなかったが、今や、恐竜はもちろん、鯖に蕎麦に眼鏡にと、北陸新幹線でちょっと行ってみたくもなる場所になりましたよね。
で、めがねと鯖江。その関係をしるためにめがねミュージアムへ。日本で作られるメガネフレームの実に95%がここ鯖江で作られているというメガネの聖地。チタン加工では世界最高水準、その他、手作業による磨きの技術も最高品質と名高い。とにもかくにも、メガネにおけるシェアが断トツなのが、ここ鯖江市ということになる。
歴史的に見ると、ここ鯖江とメガネを紐づけたのは増永五右衛門。明治時代の終わり、雪深い福井の地での副業として、大阪からメガネ産業を呼び込んだ。それから町ぐるみで分業が進み、メガネの聖地となった。




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