ものすごく醜いのに真っ白で
忘れてしまいそうなほど軽い
個体なのか集合体なんだか
とにかく頭の上から押さえつける
それが不愉快で逃げ出したいけど
あまりにも快晴だから、そうもいかない
天気のいい午後は、時々不安だ。
どこかに向かうときのスピードで
無目的に生きている
ガソリンスタンドの前の信号で
携帯を待っているふりをした
普通の光景が、違って見えるから不思議だ。
外れたところに渦巻くものを
割り箸で集めてでっかくするんだ
それが「甘い」って分かれば
欲しがる人も出てくるでしょ？
今、ここでしか見ることの出来ない、希望。
モワモワと 白い カタマリ……
希望的不安。
それで浮かぶも その中で窒息するも
それはそれで良し、ってこと
