「今、あえての、新紙幣ですか」

5年後の2024年、紙幣(お札)が刷新されるというニュースが駆け巡りましたね。いきなりのニュースに思えましたが、これって前触れみたいなものがあったのでしょうか。

日本銀行が発行するものの中で、2000円札以外の3種が新しくなるそうです。聖徳太子から福沢諭吉になって今年で35年、紙幣が変わる5年後には40年になる「諭吉」離れに、まだピンときませんが、世界中探しても、これだけの重厚感をもった色合い、そして、なんとも〈デン〉と構える諭吉の肖像は、しっくりきていたのですが、、、

新たに渋沢栄一に変わるそうです。過去にも1000円札の肖像で伊藤博文に負けた(髭がないから偽札が作りやすいという理由だったと朝日新聞では書いてました)過去を持つ渋沢栄一。ずっと昔、韓国で流通していた紙幣に肖像画として使われていたらしいです。

約500の企業設立にかかわった人物で、現みずほ銀行や東京証券取引所なんかの名前も出てきますからね。確かに、お札にはもってこいの人物なんでしょうね。に、しても、知らない笑。

慣れの問題もあるんでしょうけど、新紙幣のデザインは「軽い」気もします。壱万円という漢字ではなく10000という数字が大きいことも関係しているかもしれませんが、色味もライトなトーンに変わったように見えます。

5000円札は引き続き女性から選んだのか津田梅子、1000円札は伊藤博文から夏目漱石になって、ほぼ同じ色目で野口英世の次、北里柴三郎と、予防医学の人が続くことになるようです。

これらの紙幣よりも先に、2年後には500円硬化も2色使い(素材違い)になって刷新されると言います。偽物が多いという理由で、500円玉は銀色からちょっと金色っぽくなって、今度は、その2色の掛け合わせ。どんどん高度になる本物を、しっかり見分けるセンサーもまた、高度化して高価になるんでしょうかね。

が、ですよ。

今や、世界はキャッシュレスまっしぐらです。GDP比で現金の流通量は、南アフリカやスウェーデンでは5%以下、アメリカ、韓国、インドでも10%以下です(日本経済新聞より、16年時点)。

それに対して現金流通量が20%もあるキャッシュ依存の強い日本、とはいえ、東京での生活では、ほぼ電子マネーでやっていけるようになったという感覚が強いです。

このキャッシュレスの動きがどんどん加速して、訪日外国人観光客も含め、多くの人が気軽に「ぴっ」で決算できる社会をつくろう!という最中に、なぜ?紙幣刷新?という疑問はぬぐえません。

(発表した)麻生さんと、(総理大臣の安倍さん)と、また誰ぞやの忖度ですか?みたいな、変なことを勘ぐりつつ、個人的には財布とバイバイして、運転免許証も健康保険証もいろんなID関連、キャッシュカードにクレジットカード関連、果てはパスポートも、み〜んな電子化になってくれないかな、と思っています。

海外に行って、外貨の両替って「昔」はやってたな〜、なんて日が来るのかな。今、スポーツ観戦や演劇、コンサートチケットはQRコードで、紙を持つことも減っています。同じく、エアーチケットもそうです。まず、この【チケット】と呼ばれるものが電子化されてペーパーレスになっています。

その次には、本や雑誌や教科書に至るまで、どんどん紙から離れてデータ化されると、IDの類も、想像するよりずっとはやく電子化されるような気もします。で、ですよ。その中の紙幣。これって、本当に、ね。どうなんでしょうか。

紙幣を新しくするために使われるお金(税金含む)。例えば、印刷機の改修やインクの買い直し、そして新紙幣のための街の店なんかの各種インフラ投資。自動販売機もATMも、なんだかんだ作り替えが必要ですよね。

そのお金をぜんぶ、キャッシュレス社会のためのインフラにつぎ込めばいいのに、と思います。

が、ここで、ふと。もしかすると、世の中の流れは、新紙幣に対応するインフラを作らずに、同じ投資なら、その分の資金でキャッシュレス対応にしよう!という動きになるのでは?とも思います。

現金のやり取りが面倒かつ危険な屋台では、ほぼキャッシュレス決済というタイの話を思い出すと、もはや自動販売機やタクシー車内、宝くじ売り場の小屋の中なんかに「現金」があるのは、非常にリスキーですよね。

向こう5年間で、さて、世の中は「新紙幣」のために動くのか、「無紙幣」のために動くのか。とても興味深いです。

財布から小銭を数えて、レジの前であたふたすることもなくなり、出前を注文して「〇〇〇円です」と言われおつりのないように用意しておく必要もない世の中って、便利以外に何があるんですかね。何を躊躇するのかな、と。

「だって、データが消えたらどうするの」
「停電で使えなかったらどうするの」などなど、
それは【現金】という物を持っているから得られる安心感とは違うような気もして。違うというより、現金を持っていてもありうるリスクですよね。

「スマホ、落としたらオワリでしょ」なんてことを聞くと、イコール財布ね、と。

ま、紙がゼロにはならないということは分かります。が、紙では出来ないものをデータで、そして紙の方が慣れているからというだけの理由のものは時間の経過が、データにしますよね。

個人的には、長らく、紙を扱う仕事をしている身として、ここにきて、あれ?もしや、おれ、紙アレルギーかも、なんてことも思ってきてます。

手のあれかたがひどいです。たぶん、おそらく関係ないですが、ずっと紙に触れていると、かゆくなったり(それは紙が原因ではなく、紙に書かれていること、が、かもしれませんが)。

今はまだ、紙の代わりを「紙と同じデザイン、構図」でデータ化しようとしている段階から脱しきれてません、なので新聞も雑誌もまだまだ紙派が強いですが、コンテンツをデータ最適にしてデザインし、示されると、一気に変わりそうです。
※一気に、とは、レコードがCDになり、ワープロがPCになり、携帯電話がスマホになったぐらいの期間で。

水面下で、ぐつぐつとその日(ペーパーレス)を待ちつつ、芽を出すタイミングをうかがっている状態の今、もう一度、記しますが「紙幣刷新」ですか。



 2019年4月13日

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